衣類を上質に、キレイに保つための洗濯なのに、お手入れをした後に素材が縮んでいて大きなショックを受けた経験はありませんか?
衣類の洗濯後の縮みは、秋冬定番のニットばかりではなく、天然・化学素材でもこのトラブルが起きやすいと言われているんです。
今回は衣類の洗濯後の縮みがなぜ出てしまうのか、素材別の原因と安心の対処・予防策をわかりやすくお伝えしてみたいと思います。
洗濯したら衣類が縮んだ…素材別の原因を解説!
洗濯後に衣類の縮みに気づくと、自分の体型に合った快適な着心地、衣類のシルエットの魅力を活かしたおしゃれが楽しめなくなるのではないかと不安に感じてしまいますよね。
ここでは洗濯後に衣類が縮んでしまう、素材別の原因を一緒に見ていきましょう。
ニットが縮む原因
ニットが洗濯後に縮んでしまう原因は、繊維が水分によって開き、もともとぴったりと密着していた繊維が摩擦を起こして、フェルトのような硬い素材に変わるため。
洗濯の水分は、ニットの繊維に本来あった隙間が目詰まりをしたようになるため、お手入れの回数が増えるたびに縮みやすくなると言われています。
化学素材の衣類が縮む理由
ナイロンやポリエステルを使った衣類が洗濯後に縮んでしまうのは、素材が吸水性に優れているため。
洗濯によってナイロンやポリエステルの素材が水分をたっぷりと吸水すると、繊維が湾曲した状態になるため、縮みはもちろん衣類のヨレやたわみが目立ってしまうようになるのです。
天然素材の衣類が縮む原因
コットンやシルク、リネンなどの天然素材の衣類が洗濯後に縮みやすくなるのは、水に濡れると一時的に繊維が広がり、この状態をもとに戻そうとする力が働くため、縮みや細かなシワができやすくなると考えられています。
洗濯したら衣類が縮んだ!素材別の安心の対処、予防法を解説
1度の洗濯で衣類の縮みに気づくと、もう着られないのではないかと不安に感じてしまいますよね。
ここでは洗濯後に目立つ衣類の縮みについて、素材別の安心の対処法や、縮みを出さないための予防法のお手入れをわかりやすくお伝えしていきます。
ニットの縮みの対処と予防策
ニットの縮みにおすすめのお手入れ法が、髪に使うコンディショナーを活用した方法。
髪用のコンディショナーは繊維をやわらかく、ふっくらと仕上げる作用があり、縮みやシワの対処・予防に役立ちます。
コンディショナーを使う際には、30℃程度のぬるま湯に溶かしてつけ置き洗いをするとニットならではのふんわり感・繊維の丈夫さを取り戻すことができますよ。
化学繊維の縮みの対処と予防策
化学素材は他の素材に比べて洗濯による水分を吸水する作用があるため、水洗いを避けてみることがおすすめです。
水洗いをして縮んでしまった場合はスチームアイロンを当て、素材を軽く引っ張るように乾燥させていくと、本来のサイズ感が戻りやすくなります。
汚れが気になる部分にのみ洗剤を使い、水を含ませたクロスで拭き取るお手入れも、化学繊維の衣類の縮みを防ぐおすすめの方法です。
天然素材の縮みの対処と予防策
天然素材の衣類の縮みに気づいたら、柔軟剤を多めに溶かした冷水に30分程度漬けおきしてみましょう。その後軽く絞って脱水を短時間で済ませ、縮んた部分を伸ばしながらカタチを整え、直射日光の当たらない涼しい場所で乾かします。
このお手入れをすることで縮んでしまった部分に弾力が出やすくなりますよ。
まとめ
洗濯後の衣類の縮みも、素材別の原因に合わせた対処・予防策でいつもの快適な着心地と上質さをキープすることができるんですね。
いつものお手入れに工夫とアイディアをプラスして縮みを予防しながら、大切な衣類をベストな状態に整えていきましょう。
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