衣替え時に衣類の虫食いを見つけると、大切に愛用していた分のショックは大きく、お手入れにも慎重になって余計にストレスが溜まってしまうものですよね。
衣類の虫食いは夏場など温かい季節に多いイメージがありますが、収納方法によっては虫食いの原因の湿気がこもり、季節問わずにこのトラブルが起こると言われているんです。
そこで今回は、大切な衣類を虫食いから守るためにできる、4つのお手入れポイントと虫食いだと判断できる衣類の状態をわかりやすく解説していきます。
衣類の虫食いを判断するポイント
衣類のダメージは、虫食いなのか単なる素材劣化による破れなのか、判断が難しいケースもありますよね。
虫食いによくある衣類の状態を押さえておくと、最適なお手入れを見つける・続けていけるきっかけにもなるもの。
虫食いだと判断できる、次のポイントをチェックしてみましょう。
- 衣類の何ヶ所にも穴が開いている
- 素材の起毛が一部分だけ薄くなっている
- うっすらと線が入り、穴が開きそうな状態になっている
大切な衣類を虫食いから守る4つのお手入れポイント
衣替えや断捨離のシチュエーションで虫食いを見つけると、おしゃれをする気持ちまでもが薄れてしまいますよね。
衣類の虫食いはダメージ具合によって修復が難しなるケースもあるため、ここでは虫食いを未然に予防するための、4つのポイントを一緒にチェックしてみましょう。
1.衣類は洗濯してから収納する
衣類に付着する害虫は、
- 汗や皮脂などのニオイ
- 食べこぼしによる汚れやニオイ
をエサにして住み着き成長すると言われています。
衣類の虫食いのこの原因をなくしていくためにも、着用後の服は欠かさずに洗濯をして収納するようにしましょう。
一度着用した衣類は、一見汚れが見えずキレイな状態に見えていても、実は素材の内部に汚れやニオイがこもっていることもあるため、害虫のエサや成長の原因を取り除くお手入れを心がけることが大切です。
2.ファブリックミストを使って乾燥させてから収納する
衣類の素材によってはすぐに洗濯ができないもの、クリーニングが必要な繊細な生地・デザインもあることでしょう。
この場合の虫食い対策は、着用後にファブリックミストを馴染ませ、しっかりと乾燥させておくことがポイントです。
ファブリックミストには、
- ニオイの除去
- 防虫
- 抗菌
といった作用があり、香りのバリエーションも豊富でシワやヨレの予防・改善にも役立ちます。
害虫は湿気に寄り付いてしまう性質を持つため、ファブリックミスト使用後は涼しく風通しの良い場所で陰干しをして収納するようにしましょう。
3.防虫剤を使う
衣類の虫食いの予防は、防虫剤の使用がもっともオーソドックスで効果的だと考えられています。
防虫剤は害虫を寄せ付けないためのさまざまな成分を配合し、タンスやクローゼットに入れておくだけのカンタンな方法で害虫を寄せ付けない環境づくりに役立ちます。
また防虫剤は、発せられるガスが空気より重く下側に溜まっていく性質があるため、タンスの上・クローゼットの高い位置に置くことがポイントですよ。
4.クローゼットやタンスの掃除や換気をこまめに行う
衣類に寄り付く害虫は、クローゼットやタンスなど、
- 空気の流れが悪く、滞留している場所
- 湿気がこもりやすい場所
- 密閉された場所
に特に増殖すると言われています。
そのためクローゼットやタンスはこまめに開放した状態で風通しを良くし、10日に1回程度は衣類を出し入れしながらの掃除を行うようにしましょう。
おわりに
やっかいな衣類の虫食いトラブルも、今回のコラムで役立つ解決策が見つけられたのではないでしょうか?
清潔感、空気の流れを良くしておくことが虫食い予防の重要なポイントになるため、まずは衣類を収納する環境を整えるところから始めてみてくださいね。
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