ブラックやブラウン、ネイビーなど秋冬定番カラーの衣類は、年数の経過とともに色落ちや色あせが目立つため、何か良い予防策はないかと悩んでいませんか?
秋冬に着用が多くなる深く濃い色味の衣類ほど色あせや色落ちがしやすいので、日ごろのお手入れも神経質になってしまうものですよね。
今回は衣類の色あせや色落ちをできるだけなくすために、知っておきたい原因と正しいお手入れ法をわかりやすくお伝えしてみたいと思います。
衣類の色あせ、色落ちにはこんな原因があった!?
普段は良かれと思ってしていた衣類のお手入れが、実は深く濃い色味の衣類の色あせ・色落ちの原因になってしまうことも少なくはないんです。
秋冬定番のシックなカラーの衣類の色落ち・色あせをなくしていくために、知っておきたい原因を一緒に見ていきましょう。
紫外線によるもの
衣類の色落ちや色あせの原因は紫外線によるものが大きいと考えられています。
衣類に紫外線が長時間当たり続けると、素材の化学繊維が紫外線に強く反応して色の分子を分解・破壊して色落ちや色あせにつながってしまうのです。
汗や皮脂によるもの
涼しい季節になっても、活発に活動していると汗や皮脂の分泌が過剰になってしまうことがありますよね。
汗や皮脂が衣類に染み付くと、これらに含まれている塩化ナトリウムや尿素などが衣類の色を分解してしまい、特に汗をかきやすい胸元や首元、ワキの部分の色あせ・色落ちが目立つと考えられています。
洗剤によるもの
洗剤は衣類に欠かせないお手入れのアイテムですが、その仕様によっては衣類の色あせや色落ちの原因になることをご存じでしたか?
たとえば、
- 蛍光増白剤
- 弱アルカリ性のパウダータイプの洗剤
- 漂白剤
- 漂白剤と蛍光増白剤を組み合わせた洗剤
などは、素材にかかる作用が強すぎて衣類の色味を分解したり、洗濯時の水分や摩擦による熱によって破壊されてしまうことがあり、継続的な使用で色あせや色落ちに変わると言われているんですよ。
衣類の色あせ、色落ちを防ぐために!今日から始める正しいお手入れ法
衣類の色あせや色落ちは、ささいなきっかけでも大きな原因になることがあるんですね。
秋冬の大切な衣類を守り、深みあるシックな色合いを維持していくために、ここでは色あせや色落ちの予防に役立つお手入れ法をお伝えしていきます。
おしゃれ着用洗剤で色落ち、色あせ予防を
秋冬に着用頻度が増えてくるブラックやネイビー、ブラウンなどの深く濃いめのカラーは、蛍光剤を含んだ洗剤、弱アルカリ性のパウダータイプの洗剤に弱い性質があります。
そのため、洗剤を見直す意味でもおしゃれ着用洗剤にシフトしてお手入れを進めていくようにしましょう。
おしゃれ着用洗剤は汚れを落としつつも蛍光剤を含まず、繊細な衣類の色味と調和しやすいタイプと言われています。
また着用による摩擦が原因の色落ちや色あせトラブルの予防にも役立ちますよ。
衣類を裏返しにして洗濯をすること
秋冬のシックな色合いのカットソーやニットは、素材上厚みがあり比較的丈夫になっています。
洗濯機にかける前には、衣類を裏返しにして洗うようにすると、素材に厚みがある分表側の色あせや色落ち、ダメージを少なくすることができます。
衣類の色落ちや色あせは紫外線ダメージが大きな原因のひとつのため、洗濯後は裏返したまま直射日光を避けて涼しく温かな場所で乾かすようにしましょう。
洗濯時に塩を入れる裏ワザ
衣類の色落ちや色あせが気になる主婦の実践者が多く、その効果も高く評価されているのが、洗濯時にひとつまみの塩を入れる裏ワザ。
塩には繊維を染める際の色止めとしても活用され、含有されたマグネシウム・カルシウムという成分が染料と結合して色あせや色落ちを防いでくれます。
塩の成分が衣類の染料と結合すると、汗や皮脂、湿気や摩擦に強い状態に安定していくので、大切な衣類の洗濯時は塩を使った裏ワザを試してくださいね。
まとめ
衣類によくある色落ちや色あせは、原因に応じた正しいお手入れとプラスの裏ワザでトラブルの未然予防につながっていきます。
いつも新品仕立てのような衣類を快適に着ておしゃれを楽しむために、ご紹介したお手入れ法をぜひ習慣づけてくださいね♪
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